ついに金融商品の王道「株式」についてまとめる時がやってきました!
FP3級の中でも特に学ぶのを楽しみにしていた内容の1つです
株主になると、
- 株主優待や配当金がもらえる
- 株価変動による損益が出る
くらいのことはなんとなく知っていましたが、きちんと学ぶのは今回が初めてです
特に、株式投資で使われる指数はきちんと学ばないと理解できないものばかりなので、
しっかりと理解できるようにしておきたいです!
では、さっそくまとめていきます(^O^)
株式とは
株式とは、
会社が資金を調達するために発行する証券です
そして、株式を購入した人のことを「株主」と言います
そして、株主は以下の3つの権利を得ることができます
- 議決権
- 剰余金分配請求権
- 残余財産分配請求権
それぞれ見ていきましょう
議決権
会社の経営に参加する権利です
「株主総会」って聞いたことありませんか?
あれに参加する権利を得るということです
最近のニュースで「東芝の経営陣と物言う株主が対立」なんてものがありましたね
これを見ると、株主が会社の経営について意見することができるということがよく分かりますね
会社が成長するための資金を提供(株式を購入)するわけですから、会社がどう進んでいくかを決める権利も得ることができるというのは当然なのかもしれませんね
剰余金分配請求権
簡単に説明すると、配当金を受け取る権利です
配当金をもらう権利にも、きちんと難しい名前がついていたのですね(^_^;)
残余財産分配請求権
会社が解散した際に、持ち株数に応じて残った財産の分配を受ける権利です
この権利は初めて知りました
会社が解散した際に戻ってくるお金もあるんですね
とはいえ、多くの場合で株式を購入額には届かないはずなので、この権利を使うことが無いように株式を管理していく必要があるのかなとは思います…
ここまでを簡単にまとめます!
「株式を購入する」ということは
「企業に資金を提供し、経営に関与する権利や利益の一部を受け取る権利を得る」
ということになります
株式投資で使われる指数
株式投資をする際に、その株を今買うべきなのか、買うべきでないのかを判断するための指数を6つ紹介します
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- ROE(自己資本利益率)
- 配当利回り
- 配当性向
- 自己資本比率
これらの指数をしっかりと理解して、いつか株式投資にも挑戦してみたいです
PER(株価収益率)
株価が1株あたり純利益の何倍になっているかの指標です
あまりピンとこない方のために私なりに言い換えると、企業の利益1円当たりの株価です
どうでしょう?ピンと来ましたか?
PERの値が高いほど株価は割高、低いほど割安と言われています
利益をたくさん上げている企業なのに株価が安い(PERが低い)株はお得感ありますよね
ただし、PERが低すぎるのもあまりよくはありません
株価は人気の度合いによって価格が変動します
つまり、PERが低い(株価が安い)ということは、
その株を買いたいと思っている人が少ないということにもなります
株を買う人がいなくなると、会社への資金の流入が滞り会社が衰退してしまう恐れもあります
PERだけに気を取られ過ぎないように気を付けましょう!
PBR(株価純資産倍率)
株価が1株あたり純資産の何倍になっているかの指標です
再び私流に言い換えると、企業の資産1円当たりの株価です
PBRも値が高いほど株価は割高、低いほど割安と言われています
ちなみに、PBR=1のとき株価と会社の資産が同じだということです
つまり、その会社に期待している人がほぼいないってことですよね…
となると、倒産寸前…?
PBRについても低いほど割安ではありますが、低ければいいというものでもないようですね
ROE(自己資本利益率)
株主が出資したお金(自己資本=純資産)を使って、どれだけの利益をあげたかを表す指標です
ROEが高い企業ほど株主から集めた資金を上手に使ってたくさん稼いでいるということになります
これは高ければ高いほどよさそうです!
ただし、異常なほど高い場合は違法な稼ぎ方をしていないか疑った方がいい場合もあるかも…?
配当利回り
株価に対する配当金の割合です
以下の式で配当利回りから配当金がいくらもらえるかも計算できます
配当金はたくさんもらえた方がうれしいですよね
ただし、一般的に配当金を出すと株価は下がるようです
配当利回りが高い株を購入しても、高い配当利回りが一時的なものであったり、株価が極端に下がったりといった理由でトータルで損をしてしまっては意味がありません
「長期的に安定した配当利回りを維持しているか」という点も考慮する必要がありそうです
配当性向
純利益に対する配当金の割合です
会社の活動で得られた利益のうち、どれくらいを株主に還元しているかを表しています
成熟した企業では高く、若い企業では低い傾向があるようです
若い企業は会社を成長させるためにお金を使うため、株主への配当が少なめになるようですね
会社が成長すれば株価が上昇するので、配当性向が低い企業の株を買うと必ず損をするということではありません
配当性向については、「配当金が欲しいか」「企業の成長に期待するか」の好みに合わせて見てみると良いのではないでしょうか
自己資本比率
会社全体の資本(返済が必要なものも含む)に対する株主が出資した返済不要なお金(自己資本)の割合です
この割合が高いほど借金が少なく、低いほど借金が多いということです
借金が少ないに越したことはないと思うのですが、会社をより大きく成長させるためにはお金が必要です
借金をしたとしても、借金に見合った利益を上げることができれば全く問題ないはずです
自己資本比率が低めな時は、「会社の経営が苦しくなっているから」なのか、それとも「より会社を大きくするチャンスをつかもうとしているから」なのかを判断するのがポイントかもしれません
まとめ
株式の基本と、株式投資に使われる指数について紹介しました
株式を保有した際の権利を3つ紹介しました
- 議決権
- 剰余金分配請求権
- 残余財産分配請求権
「株式を購入する」ということは
「企業に資金を提供し、経営に関与する権利や利益の一部を受け取る権利を得る」ということです
株式を購入する際に参考となる指数を6つ紹介しました
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- ROE(自己資本利益率)
- 配当利回り
- 配当性向
- 自己資本比率
株式の購入を検討する場合は、
それぞれの指数の意味を理解し、数字の大小だけに気を取られず総合的に判断する必要があります
株式投資を始める前に知っておくと良い知識を得ることができました
今後お金を貯めて、投資に挑戦していきたいです!