昨日、職域接種の申し込み締め切り日を迎えました
最後の最後まで悩んだ結果、接種することに決めました
接種した方が良いのかもなと漠然と思いつつも、最後まで悩んだ理由は副反応のツラさ
1回目、2回目ともに高熱と寒気、倦怠感に襲われたトラウマがあります
それでも接種を受けるという決断を下しました
自分にとって利益がある選択は「打つという選択」なのか「打たないという選択」なのか
メリットとデメリットを天秤にかけて、長時間悩みに悩んだ末の決断です
この記事では打つべきか迷っている方へ、判断するための材料を提供できたらなという想いで書いていきます
ワクチンを接種するメリットとデメリット
ワクチン接種を受けるべきか受けないべきかを判断するうえで一番重要なことは、
メリット・デメリットを自分の価値観に当てはめて考えることです
その人個人の価値観で選択は違うと思います
そこでまず始めに、私が考えたメリット・デメリットをまとめていきます
これらを参考にしつつ、自分だったらどんなメリット・デメリットを挙げられるかを考えてみてください
デメリット編
悩むということは、
「受けた方が良いのかもと潜在的に思いつつもデメリットが気になる」という状態だと思います
私自身がそうでした
ということで、まず始めにデメリットから見ていこうと思います
デメリットとして特に気になるのは副反応だと思います
これまでに報告されている副反応は以下の通り
ワクチン接種を受けた半数以上の方に発現するような副反応も報告されていますね
さらに私自身の経験としては、特に若い世代で発熱や悪寒を発現する人が多い印象です
そして、3回目接種時の副反応の発生率は、1、2回目とほぼ同等とのこと
副反応について考えるうえでは、
- 1回目、2回目接種のときに副反応が出たか、出なかったか
- 副反応が出た場合に生活に大きな支障をきたすことが無いか
ということがポイントになるのではないでしょうか?
そして、個人的にもう1点気になるのが、
「将来的に何らかしらの副反応が現れる可能性もなくはない」という点です
これについては、現段階で詳しく議論することはできません
結果は、数年後あるいは数十年後まで分からないからです
「ワクチン接種するという行為」は雑に言ってしまうと「外部から異物を積極的に取り入れる行為」です
理由もなく異物をわざわざ取り込むことはしたくないですよね
というわけで、「ワクチン接種をしないで済むのであればしない方が良い」と考えることもできます
メリット編
メリットについては多くの方が理解している通り、
「発症の予防」と「重症化リスクの低減」です
これがあるからこそワクチンというものが開発され、人類はウイルス感染症に滅ぼされることなくここまで繁栄できたというわけですね
「ウイルスは感染した細胞に潜伏しその増殖機構を乗っ取って増殖する」という性質が原因で、ウイルス感染症の特効薬を作るのは難しいです
新型コロナウイルスが流行りだした初期に、様々な医薬品が試されましたがそのほとんどが有効性を実証できずに検討が終わってしまいましたよね
雑学として、
「風邪薬は風邪を治すわけではない」
というのを聞いたことが無いでしょうか?
あくまで風邪薬は、ツラい症状が出るのを抑えているだけで実際にウイルスをやっつけているのは自身の免疫機構です
というわけで、ウイルス感染症と戦うためには自身の免疫を高める必要がある
その手っ取り早い方法がワクチン接種ということになります
極論、ウイルスとの戦いに勝ち続けるためには、ワクチンの接種が必須です
そして、今回もう1点メリットとして挙げたのが、
「3回目の接種を受けることで、オミクロン株に対する免疫ができる可能性がある」という点です
私は現在製薬メーカーに勤務しており、ワクチン開発部門の人脈を使って情報を集めました
その結果、「ブースト接種には交差反応性を高める効果も期待できる」という話を聞くことができました
ブースト接種
ワクチンの効果が下がってきた時に再度ワクチンを接種すること
(新型コロナワクチンの場合、3回目の接種がこれに当たります)
交差反応性
抗原に応答して産生された抗体が、抗体産生を引き起こした抗原以外にも結合すること
交差反応性の解説を簡単に書くことができませんでした<(_ _)>
誤解を恐れず簡単に言い換えてしまうと、
「3回目のワクチン接種をすることで、新型コロナウイルスの変異株に対しても免疫が有効に機能する可能性がある」ということです
あくまで経験則と科学的な観点に基づく見解です
現時点(2022年2月現在)での公式の見解は、「オミクロン株に対する効果がありそうだが、有効であると言えるだけの十分な証拠が集まっているわけではない」という状況のようです
今後、「更なる変異株が登場した際にも効果があるかもしれない」程度に認識しておくといいかもしれません
個人的に考慮したこと
メリット・デメリット私個人の価値観に照らし合わせて判断したところ、今の自分にとってはメリットの方が大きいと感じたので接種する選択をしました
ここからは、私が個人的にが3回目のワクチン接種を受けるか受けないかを判断する際に考えたことをまとめていきます
デメリットの中で最も影響が大きいと考えているのは「副反応がツラい」という点です
私の場合は、このデメリットをメリットが打ち消せるのかが最大の論点でした
「副反応がツラい」について
1、2回目の接種では高熱と悪寒が特にひどかったです
ということで、「3回目接種においても同様の症状が発生する可能性が比較的高いのではないか」と考えています
ただし、これらについては万が一新型コロナウイルスに感染し、発症した場合でも同様の症状を経験する可能性が高いと思います
さらに、新型コロナウイルスに感染した場合は1週間程度の自宅待機となり、私が勤務する会社では自宅待機期間の給料保証は最大60%となります
一方で、新型コロナワクチンの副反応は1日か2日程度で終わる可能性が高いですし、私自身、1、2回目のワクチン接種時は2日以内に収まっていました
さらに、ワクチン接種による体調不良の場合は、会社から特別休暇が付与されるため給与が100%保証されます
なので、新型コロナウイルスに感染しないことを最重要視すべきだと考えました
もちろん最善は「ワクチンを接種せず、かつ新型コロナウイルスにも感染しない」ケースです
しかし、副反応を経験してでも、免疫を強化しておく方が良いという考えに至りました
変異株への免疫を得ることができる可能性もある
さらに、メリット面で私が特に評価した点は、オミクロン株のような変異株に対する免疫を得られる可能性がある点
あくまで可能性の話なので、どの程度効果があるのかはまだ分かりません
しかし、「オミクロン株や今後出てくるかもしれない更なる変異株に対応できる可能性がある(しつこいですが、あくまで可能性です)」という点は、ワクチン接種を受ける理由の1つになるかなと思います
もしかしたら今後、新型コロナウイルスもインフルエンザのように一般的な感染症として存続する可能性もあります
そうなった場合、
- 副反応のリスクを引き受けてワクチンを接種するのか
- 副反応のリスクが限りなく低いワクチンの登場を待つのか
- そもそもワクチンは絶対に接種したくないのか
これらの中でどの選択をするのか考えてみるのもいいかもしれません
1番の選択肢を選べるのであれば、今回の3回目接種を受ける価値は十分にあるのではないでしょうか?
まとめ
新型コロナワクチンの3回目接種を多くの方が受けられる時期が近づいてきています
その時、皆さんはどんな選択をしますか?
私はワクチン接種を受ける選択をしました
この記事では、その選択に至るまでに考えたことを紹介しました
私が考えるワクチン接種のメリット・デメリットは以下の通りです
デメリットとして副反応が目立ちますが、
私の場合は、「ワクチンを接種せずに感染してしまうケースが最悪であり、メリットを考慮するとデメリットを受け入れる価値は十分にある」という判断をしました
最後に…
人によって生活のスタイルは異なるのでメリットよりもデメリットが上回る人がいても、それは当たり前だとおもいます
普段人と接する機会が少ない方の場合は、感染リスクよりもワクチンの副反応の方が問題になってくると思います
さらに会社の休業補償については、各会社ごとにルールが異なると思うので、ご自身の会社の場合はどのような制度があるのかについても考慮する必要があります
再度、念を押しますが、ここで述べることはあくまで、私の場合はこう考えるという話であることをご理解いただければと思います
そして、自分の立場に置き換えて、自分自身はこう考えるという意見を見つける助けにしていただけたら幸いです