学習

知ってるようで知らなかった「英語の現在進行形」

突然ですが、英語は得意ですか?

私は大の苦手です…

TOEICの最高スコアは恥ずかしくて誰にも教えられません(笑)

そんなわけで、会社が用意してくれた英語の教育を受けています(^_^;)

英語の教育と言っても座学でひたすらTOEIC対策をするのではなく、外国人の先生とお話することをメインにした授業となっています

人と話すことは好きなので、英語の勉強が嫌いな私でも楽しく授業に参加することができています(宿題はツラいですが)

先日の授業では、「現在形」と「現在進行形」の使い分けがメインテーマになっていました

その授業中で私の印象に残った内容をご紹介します!

英語が得意な人にとっては「ごく普通の感覚」なのかもしれませんが、

「私と同じ感覚の人もいる多いのでは?」とも思っているので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

【基本を思い出す】そもそも「現在進行形」とは

中学校で英語の授業が始まり、最序盤で習った内容だと思います

一般的に「まさに今している行動」を表現するための文法として知られています

基本的な使い方は以下の通りです

be動詞 + ~ing

訳:~しているところです

【例文】
I’m watching the movie. (私は映画を見ているところです。)
She is singing. (彼女は歌っているところです。)
He is playing tennis. (彼はテニスをしているところです。)

どうでしょう?

忘れていた人は思い出せましたか?

次からが本題です!

【本題】この場合は「現在形」?「現在進行形」?

いきなりですが問題です!

以下の文で、()の中を適切な形に直して文を完成させてください。

He is sick, so he (not work) today.
訳:彼は風邪をひいているので、今日は働いていません。

【ヒント】

()の中を「現在形」もしくは「現在進行形」のどちらにするのが正しいかを考えて、それに合わせた形に変換しましょう

  • He is sick, so he dosen’t work today. (現在形)
  • He is sick, so he isn’t working today. (現在進行形)

答えはこのどちらかです

さっそくですが、正解を発表します!

正解は…

He is sick, so he isn’t working today. (現在進行形)

です!

正解できましたか?

カンの鋭い人はこの記事のタイトルから推測して正解できたかもしれませんね(^_^;)

私が初見で解いたときは見事に間違いました…

「today」つまり「1日中の出来事」であれば、「今まさに起こっていること」として表現するべきでないのでは?と考えたためです

例えば、

She is singing. (彼女は歌っているところです。)

わざわざ「現在進行形」を使うと、彼女はまさに今歌っているのであって、1日中歌い続けている可能性は低いような感じがしませんか?

したがって、

「1日中進行している出来事は、もはや現在形で表現すべきなのでは?」と考えたというわけです

どうでしょう?

この考え方に共感してくれる人がいたらうれしいんですけど、

この考え方は正しくないようです

「現在進行形」の考え方

じゃあ、「現在進行形」を使える場面はいつなのか

ポイントは以下の通りです

普段の出来事なら「現在形」を使う

普段とは異なる出来事なら「現在進行形」を使える

問題として提示した例文、

He is sick, so he isn’t working today.
(彼は風邪をひいているので、今日は働いていません。)

で考えると、「彼は普段出勤しているけど、今日はたまたま休み」であることを表現しています

また、

She is singing.
(彼女は歌っているところです。)

について考えると、

「彼女が普段から歌っているのではなくて、あの時たまたま歌っていた瞬間を切り取った場面」を表現するために「現在進行形」を使った文になっているというわけです

これを踏まえて、別の例文を紹介します

I always work in Japan, but this year I’m working in China.
(私はいつも日本で働いていますが、今年は中国で働いています。)

上記の例文を見るうえでポイントとなるのは、「I always work in Japan」という前置きがある点です

例文の登場人物は、普段日本で働いています

けど、「今年だけは中国で働いている」という「普段とは異なる出来事」を表現しているため現在進行形が使えるようです

一方で、「いつもは日本で働いている」というのは「普段の出来事」なので現在形を使うというわけです

ところで、「現在進行形」が使われている部分の期間は「this year」つまり「1年間」と書かれています

1年間の出来事にも「現在進行形」を使えるの!?

だって、わざわざ「現在進行形」を使うとなると、1年中不眠不休で働いている気がしません?

とはいえ、これは個人的な感覚の問題なんですよね…

長い期間の「現在進行形」に違和感を感じる人へ

私と同じように、1か月や1年のように長い期間の出来事に対して「現在進行形」を使うことに違和感を感じる人へ向けた解説です

私は思い切って、

「長い期間の出来事に対して現在進行形を使うのは違和感がある!!」

と、先生にはっきりと伝えてみました

すると今度は、違う解説をしてくれたので紹介します

まず、先生的にも「現在進行形は短い期間の出来事に使うべきではないか」という私の考え方に共感はできるそうです

でも、「1年間って長い期間なのか?それとも短い期間なのか?」というところが問題だそうです

I always work in Japan, but this year I’m working in China.
(私はいつも日本で働いていますが、今年は中国で働いています。)

もう一度この例文を使って考えてみます

この例文の主人公は24歳で就職してから、60歳まで働き続けたとします

働いた期間を図にすると以下のようになります

さて、中国で働いた1年間はというと、、、

総労働期間の36年に対して考えたら、1年間なんて短い期間に感じませんか?

つまり、例文を私なりに大げさに解釈してみるとこんな感じになりました

I always work in Japan, but this year I’m working in China.
(私はいつも日本で働いており、36年間は働くつもりですが、今まさにこの1年間だけは中国で働いているところです。)

どうでしょう?

「現在進行形」な感じがしてきましたか?(笑)

こう考えるとなんとなく納得できるような気がしました

皆さんにも納得していただけていたら幸いです

まとめ

「現在進行形」はただ単に「今まさに起こっていことを表現する文法」という解釈をするべきではない

  1. 普段の出来事なら「現在形」を使う
    普段とは異なる出来事なら「現在進行形」を使える
  2. 「普段とは異なる出来事」の期間の長さは、「普段の出来事」の期間の長さと比較して考える

今回の記事の内容、いかがでしたか?

テストで役に立つ場面は少ないであろうマニアックな内容になってしまいましたが、個人的にはおもしろい題材だったかなと思っています

今後も英語の授業は続いていきますので、また新しい発見があったら紹介したいなと思います!

引き続き頑張るぞー(^^)/

記事を読んでいただきありがとうございます(^^♪

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