自分の将来の進路を決めるのって難しいですよね。
自分がどんな仕事をしたいかを若いうちから考えられる人って意外と少ないんじゃないでしょうか。
私も就活を始める直前までどんな職種に就きたいか決められませんでした。
そんな私が今の職業にたどり着くまでの経緯をご紹介します。
「将来の夢は何ですか?」と聞かれてパッと答えられない学生の役に立ったらいいなとも思いながら、私のこれまでを振り返ってみたいと思います。
~中学生時代
小学生低学年の頃は将来何になりたいかなんていくらでも言えたのに、高学年になるにつれて将来の夢が思いつかなくなっていった気がします。
でも、その時なんとなく理科の授業が好きでした。
勉強は嫌いだけど、理科の授業だけは少しだけ好きでした。
これは中学生になっても変わらず、理科の授業だけは少しだけ好きだったし、定期テストの時は点数の稼ぎ頭だったと思います。
そして、恐らく多くの人が真剣に自分の進路と向き合始めるであろう中学3年生になります。
このタイミングで将来の夢が定まっているのであれば、それに特化した高校を選ぶことができたのでしょうけど、最初に申し上げた通りこの時点では将来の夢は決まっていません。
ただ、なんとなく理科が好きだったのでなんとなく理科の教師もいいかなと思っていました。
そこで、とりあえず選択の幅を狭めることが無いように普通科の高校を選んで進学しました。
高校生時代
さて、なんとなく理科が好きという状態で高校生になりましたが、高校では理科が生物、物理、化学に分類されます。
なんとなく理科が好きな私でしたが、物理がさっぱり分かりませんでした(笑)
定期テストでは赤点量産科目となりましたからね…
ただそんな中で、化学だけはある程度の成績を取ることができていたのでなんとなく好きでした。
ちなみに高校化学の教員を目指そうかなと思っていたのがこのころです。
ただ、公務員ではなく、商品を社会に提供できる職業についてみたいとも考えていたので、結局自分の進路を決めきることができず、大学に進学することになりました。
教職に就きたいと決めることができれば教育学部に進んだんでしょうけど、その気になれば教員免許も取得できる工学部に進学しました。
ちなみに専攻は化学です。
大学時代
さて、大学に入った私は化学をさらに深く学び始めました。
その結果、なんと、化学が嫌いになりました(笑)
大学の化学難しすぎる!!
一括りに化学と言っても、大学ではさらに細分化されます。
有機化学や無機化学、量子化学に化学工学、電気化学に物理化学、細分化したらキリがありません。
唯一、将来の仕事にできると思っていた化学を失い絶望しながら大学3年生を迎えます。
そこで奇跡的に生物化学に出会いました。
大学時代の科目で、唯一これだけは面白かったです。
というわけで、無事「なんとなく生物化学好き」になり、その後、生物化学を扱っている研究室に所属することになります。
でも、どんな職業に就きたいかは決まりませんでした。
けどここまで来たら、生物化学を活かせる専門職に就きたいと思い大学院に進学しました。
もはや意地ですね。
ついに就活
そんなこんなで時を過ごし、ついに就活の時を迎えます。
ここまで来たら、もうあとはないので真剣に就職先について考えます。
ただ、生物化学を専門的に学んできたので、それを踏まえて就職先を考えると自然と答えは見えました。
私としては生物の仕組みを学ぶ中で、人の健康に貢献できるような職が良いと思えるようになっていたのです。
というわけで、現在に至ります。
最後はしょり過ぎましたかね?
でも大まかにこんな感じです。
就活中の体験談も備忘録としてまた別の機会に記事にしてみたいなと思います。
なんとなく好きを追い続けた結果
なんとなく理科が好きに始まり、それがなんとなく化学が好きに変わり、最終的に生物化学を専攻した結果、今の職にたどり着きました。
途中、化学を嫌いになるというハプニングがあったりもしましたが、意外と何とかなりました。
私の経験から言えることは次の通りです。
将来の夢がなかなか決まらなくても、焦らずその時に興味を持っていることを追い続けていれば、自ずと道は決まる!
興味が移り変わっていくのは当たり前なのでそこは気にせず、現時点で興味を持っていることを追いかけてみましょう。
私も進路を真剣に考え始めて最初に思いついた職業は教師でしたが、結局サラリーマンの道を選びましたしね。
自分が何に興味があるのかをちゃんと理解していれば、道は自然と決まるはずです。
まとめ
私は自分の好きを自由に追い続けた結果、今の職に就くことができました。
将来の夢が決まらず困っている人は、まずは自分が好きなことを考えてみましょう。
絵を描くことが好きでも、本を読むのが好き、ゲームをするのが好きでも何でもいいと思います。
それを全力で突き詰めてみてください。
私は大学院に進学するというところまで化学を突き詰めました。
大学院まで進学するというのは極端な例かもしれませんが、好きなことが何であってもとことん突き詰めることができれば必ず道は見えるはずです。
ぜひ、好きなことを信じてとことん突き詰めてみてください。
以上です。
それでは、ありがとうございました!