SEOに評価される文章を書くためにはどうすれば良いのか?
読んでもらえる文章ってどう書けばいいのか?
私も含め、多くのブロガーがぶつかる壁だと思います
ブログ継続3か月を達成したくらいから、ただ漠然とブログを書き続けていても文章力は向上しないことに気付きました
そんな状況を打破するために、以下の2冊の本を読みました
この2冊は、有名ブロガーのヒトデさんを始め多くのブロガーさんにオススメされています
でも、どちらの本を買った方が良いのか迷ってしまう方も多いはず
そこでこの記事では、上記の2冊を比較して紹介します
両方とも読むことをオススメしますが、
SEO対策のための文章術を重視するなら「沈黙のWebライティング」、
読者に伝わりやすい文章術を重視するなら「新しい文章力の教室」がよりオススメです
この記事を読めば、まず自分がどちらの本を読むべきか分かるはずです
文章力向上を目指して、一緒に頑張りましょう!
2冊の特徴を比較
まず始めにそれぞれの特徴をまとめます
両者の特筆すべき違いは
SEOに評価される文章術に特化しているのか、
人が読みやすい文章術に特化しているのかという点です
(もちろんSEOに評価されるためには人が読みやすい文章を書く必要もあるので、両者には共通点もあります)
それぞれ特化している部分が異なるので両方とも読むのがオススメです
とはいえ、いきなり本を2冊も読むのはハードルが高いと思うのでそれぞれの本の内容を簡単に紹介します
どちらを先に読むべきかを判断する参考にしてみてください!
沈黙のWebライティング
著者はWebプランニングチーム「ウェブライダー」の代表を務める松尾茂起さんです
SEOの基本や文章の書き方を網羅的に学ぶことができます
また、本書の特徴は各章がマンガパートと解説パートで構成されていること
マンガパートのおかげで気軽に読み進めることができます
- 書いた記事を上位表示させたい
- Webサイトを運営するための知識も身に着けたい
- 勉強したいけど、本を読んで勉強するのはあまり得意ではない
内容に親近感を持たせるマンガパート
各章はまずマンガパートから始まります
途中、ぶっ飛んだギャグのような展開がたびたび登場しますが内容のハードルを下げるためのご愛嬌です(笑)
本を買っても読まずに終わってしまうことが多かったという方でも、先のストーリーが気になって読み切れるはず!
ちなみに、マンガパートだけなら無料でコチラから読めます
PS. 本書を読んだ方もアクセスしてみてください!
物語の終盤に登場したあの曲も聞けちゃいます(゚д゚)
解説パート
マンガパートで概要を理解したら、続く解説パートで内容をさらに深く学びます
SEOの基本から読まれる文章の書き方まで網羅的に詳しく解説してあります
例えば、
- 改行・行間に気を配る
- 箇条書きで要点を整理する
- 文字の装飾や画像・イラストを効果的に使う
など、主にブログ(Web文章)で有効な文章術が紹介されています
さらに、Webサイト運営のコツとして「記事を書くためのインタビューの仕方」や「外部のライターさんに記事の発注する際のコツ」も書かれています
初心者から中級者までブログに携わる方なら一度は読んでおきたい本だと思います
新しい文章力の教室
著者はポップカルチャーをテーマにしたニュースサイト「ナタリー」の元編集長である唐木元さんです
ナタリーの新人研修を担当したノウハウを活かして書かれた本で、「良い文章=人に完読される文章」という前提のもとで文章の書き方を紹介しています
各章が2~4ページ程度の複数のトピックから構成されているため、少しづつ自分のペースで文章力を鍛えられます
- 何から始めればよいか分からず文章を書き始められない
- 読みやすい日本語の書き方を学びたい
- 少しづつ小分けにして学びたい
第1章は書き始める前の準備
第1章では文章を書き始める前の準備について書かれています
その中で最も印象に残ったのは「作文をプラモ化しておく」という言葉
1からロボットの模型を組み上げてくださいと言われても素人では手も足も出ないですよね?
けど、プラモデルがあれば多くの人がロボットの模型を組み立てることができます
なぜなら、
- パーツ
- 組み立て説明書
- 完成図(箱絵)
が揃っているから
完成図をイメージしながら組み立て説明書通りにパーツを組み上げていけば、誰でも簡単に模型を完成させることができます
文章を書く時もいきなり書き始めるのではなく、
- 書きたい項目(パーツ)
- 構造シート(組み立て説明書)
- 主眼・テーマ(完成図)
を揃えてから書き始めるとスムーズに作文できるというわけ
文章を書き始める前の準備の大切さがよく分かりました!
本書ではパーツの集め方、構造シートの書き方、主眼・テーマの決め方についても解説されているので、これを読んで、あとは実践あるのみです!
実際にやってみると少し難しいと感じたのですが、慣れれば文章を書くスピードが上がりそうです
確実に習得したいので、試行錯誤を繰り返しながら慣らしていきたいと思います
読みやすい文章を書くコツを解説
以降の章では読みやすい文章を書くための日本語の使い方が紹介されています
第2章:読み返して見直す
- 文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
- 文型や段落単位の重複に注意する
- 漢字とかなのバランスに注意する
第3章:もっと明快に
- 余計な単語を削ってみる
- 「が」や「で」で文章をだらだらとつなげない
- 主語の「は」と「が」の使い分け
第4章:もっとスムーズに
- 体言止めは読者に負担を与える
- 指示語は最小限に
- 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
第5章:読んでもらう工夫
- 人物名で始めると目を引き付けやすい
- 感想文やレビューを書くには
- 全てのルールは絶対ではない
上記の物も含めて全部で77つのトピックがあるので、目次から気になるところだけを探して読むのも良いと思います
買うなら電子書籍?それとも紙の書籍?
両方とも紙の本で買うのがオススメです!
私は「沈黙のWebライティング」を紙の書籍、「新しい文章力の教室」を電子書籍で購入しましたが、両方とも紙で買えば良かったと感じています
電子書籍版の方が不便に感じることが多いかも
電子書籍用に再編された本は、図が単独で表示されていたり、目次から見たいページへ飛んだり、マーカーを引けたりなど電子書籍で読みやすい工夫や便利な機能が加えられます
しかし、今回オススメした2冊は電子書籍用に再編されていません
そのため、電子書籍ならではのメリットが激減しています
電子書籍版のデメリット
「沈黙のWebライティング(電子書籍版サンプル)」と「新しい文章力の教室」を実際にKindleで読んでみて、特に不便だと感じた点をご紹介します
まずは、一部の図が見づらいこと
沈黙のWebライティング(紙の書籍)にKindleを重ねてみました
Kindleは紙の書籍よりも一回りほど小さいです
その分、図も小さく表示されるため「沈黙のWebライティング」のKindle版では全く読めないレベルの図もいくつかありました
次に、直感的に見たいページを開くことができないこと
両方の本ともに、ページ間を飛ばす機能がないため1ページずつページをめくって目的のページを目指す必要があります
画面を長押しすることでページめくりを早送りする機能は使えますが、序盤のページから最後の方のページまで進みたい場合は特に時間がかかります
電子書籍版のメリットも紹介
個人的には紙の書籍をオススメしますが、電子書籍版にもいいところはあります
- 軽い・持ちやすい
- いつでもどこでも読める
「沈黙のWebライティング」は632ページあり、非常に分厚く、それなりの重量となっています
そのため気軽に持ち運ぶことはできないし、手で持って読むには少し大変です…
けど、電子書籍であれば仰向けに寝ながらでも快適に読めちゃいますよ
また、いつでもどこでも読めるというのも大きいなメリットです
Kindleアプリを利用すれば、スマホでも読むことができちゃいます
会社の休憩時間中に読んだりもしてました
Kindle本はサンプルを無料でダウンロードできるので、1度確認してみてから購入することをオススメします
まとめ
文章力を向上させるために読むべき本を2冊紹介しました
両方とも読むことをオススメしますが、
SEO対策のための文章術を重視するなら「沈黙のWebライティング」、
読者に伝わりやすい文章術を重視するなら「新しい文章力の教室」がよりオススメです
また、両方ともに電子書籍よりも紙の書籍をオススメします
電子書籍版で特に不便だなと感じることは以下の2点
- 図が小さいため読みにくいものもある
- 読みたいページにすぐ移動できない
もちろん電子書籍版のメリットもありますので、電子書籍版の購入を検討している方は一度サンプルを確認してから購入するのが良いと思います
以上、文章力を向上させるために読んだ本の紹介でした
私自身、文章力はまだまだ足りていないと感じているので、
本で紹介されていた方法を実践しながら一歩ずつ前進していきたいと思います!